月別アーカイブ: 2017年9月

筋肉記事のおまけ(補足)

今日もトレーニング行って来ました!(トレーナーは“セッション”と呼ぶ。)相変わらずの分厚い身体に尊敬の眼差し(?)を向けていると、昔から総合格闘技をやっているという新情報をゲットしました。私のふわっとした身体(悪い意味で。)もだいぶ良い筋肉が付いてきたとお褒めの言葉を頂いて、より体質改善に前のめりになっております。

さてさて、昨日の「髪と筋肉の関係♡」のブログ(https://wigsorazora.buyshop.jp/blog/2017/09/26/012128)について。インスタ同様、Facebookでも閲覧数が多いので(ありがとうございます!)今日は少し補足させて頂きます。

実は、“タンパク質の過剰摂取に気を付けて!”というグリコさんの公開情報を読みました(^^;) まぁ、どんなものでも「適量」があるのは周知の事実ですが、トレーニングをしていない方や普段の生活パターンによって、タンパク質の必要量も変わってくるので、少しだけ触れておこうと思います。(よく聞く“個人差”ってやつですね。)

ちなみに、そのグリコさんのサイトはこちら↓↓
http://cp.glico.jp/powerpro/protein/entry04/

ちなみに、昨日のブログで私が必要とするタンパク質の量は120gと書きました。グリコさんの情報では厚生労働省の定義として「成人男性50g、成人女性40g」とあります。(可能なら、それぞれこの数字+10gと記載あり。)これだと、昨日私の公開した数字の1/3ですね。だいぶ開きがあります。

でも、あるドクターによると、筋肉増強期は1.5~2g/体重/日というお話も。これに当てはめると、私の場合は大体100g。マッチョトレーナーにも「せめて100g!」と言われているので、これだと納得です。

もちろん、成長期の子どもや妊婦さんだとまた量が異なってきます。体質も、日々の生活も、そのときの環境も一人ひとり違うから、一言でズバッと言えないのが難しいところ。

ただ、「高タンパク・低カロリー」を推奨しているのは一緒!!食べ物や飲み物の成分表示を、自分の1日の必要量を理解した上で再度見ると(愕然とすることも結構多いけど)、自分の食生活が脂質や糖質にどのくらい偏りがちなのか分かって勉強になりますよ。(ちなみに、タンパク質に偏ることは普通の生活では中々無いと思います。)

30代は、ただ痩せればいいってもんじゃない。(持論です、すみません。)極端に言えば、スタイルが整えば、Tシャツ&ジーパンでお洒落に見えるはず!というのを実現させてみたいと思います。(公表して自分を追い込むパターンです。)パーソナルトレーニング始めた方はぜひ教えてください。タンパク質の美味しい摂取の仕方を語り合いましょう(^◇^)

 

髪と筋肉の関係。

こちらは、人毛MIXのウィッグを濡らしてみたところ。約10年前に購入したものですが、意外と普通ですね。(この後乾かすとパサパサでしたが(^^;))

 

さて、今回のタイトル「髪と筋肉の関係」。
先日そらぞらのインスタに投稿して過去最高いいね!を獲得したパーソナルトレーニング始めましたの記事にちなんで。

 

 

自己管理に限界を感じた私は、9月からパーソナルトレーニングに通い始めました。全12回。目的は、ダイエットではなく「見た目」。極端に言えば、2キロ増えても見た目がスタイリッシュならその方が良い!ということです。なぜなら、5年ほど前に岩盤浴と食事制限(単に食べる量を減らした)で7キロ落としたときに20代の同体重のスタイルと全く違っていてショックを受けたから。

 

体重が減ったらそれはそれで嬉しいけど、それより見た目を変えたい。すーっと縦に線の入った腹筋を手に入れたい!身体は一生もの。30代のうちに仕上げて維持していきたい!と一念発起したのでした。

 

週2回のトレーニングと食事指導。食事については、毎食写真を撮って報告し、バランスを見てもらっている感じ。熱すぎず、厳しすぎないマッチョさんを選んだので、ほど良いテンションでやりとりをさせてもらっています。

 

で、なんでこれをわざわざ記事にするのか。
それは、相当意識して食事をしないと、タンパク質を必要量摂るのは難しいんと痛感したからです。

 

 

実は、髪の主成分(約90%)はケラチンと言われるタンパク質。爪や肌も同様です。脱毛自体は免疫異常が原因だとしても、健康な髪が育つにはタンパク質が不可欠。私の身長体重(中肉中背とだけ…)だと120g位は必要です。

 

スタートして約3週間。今日初めて「ほぼクリアです!素晴らしい!」と嬉しいLINEが届きました。さて今日の、その食事とは。

 

朝:プロテイン
間食:ドライマンゴー
昼:セブンのそぼろご飯&持参したささみとレタス、ゆで卵。
間食:もなか(好きじゃないけど、糖質を摂るために和菓子摂取。)
夜:秋鮭とマッシュルームのにんにくオリーブ煮、ブロッコリー、ゆで卵、軽めのご飯と納豆。
就寝前:軽くトレーニングしてプロテイン

 

いやー、初めて文字にして並べてみましたが、ちょっと引きますね。笑 でも、これでやっと1日の必要量。大変だなーと思う一方、「今までの食事は一体何だったんだ?」と逆に心配になりました。我ながら。

 

トレーナーに食事を送るようになって判明したこと。それは「圧倒的に摂取カロリーが足らない」ということでした。私が必要とする基礎代謝量は約1800kcal(ダイエット中だとしても1300~1400kcal)。でもトレーニングを始めるた頃の私は、平均すると約800~900kcal。これだけ足らないと、(大袈裟に言うと)生命維持のために、身体は痩せることも脂肪を燃やすこともせず、省エネ運転になるとのこと。

 

なるほど!だから食べなくても痩せないのか。

 

その証拠に、前より圧倒的に食べているのに、3週間で2キロ近く痩せました。体脂肪率もダウン、筋肉量はアップ。以前は、もちろん栄養のこともほとんど考えていなかったので、タンパク質も極端に不足していたと今ならわかります。これじゃあ、治るものも治らないな、と。身体が変わることはめちゃくちゃ嬉しい事なのですが、私にとってはプラス@の意味があるんじゃないか?と最近充実感を覚えています。

 

何(タンパク質・脂質・糖質)がどれくらい必要なのか?の計算式を書こうかと思いましたが、すごく見づらくなったのでやめます。出し方は、先に自分の身長&体重から基礎代謝量(kcal)を出す。それから、その1日に必要なカロリーの内訳を出すという流れです。ネットで計算式はすぐ出てきますので、気になる方は試してみてくださいね。結構、びっくりします。洋菓子、食べられません。泣

 

 

いつ生えてきても居心地の良い身体(地肌)であるために。

 

明日も、自分とまだ見ぬNEW髪の毛のために頑張ってきます!

無くすものと、得るもの。

か、かわいい・・・。
強みを生かすということ=弱みを無くすということ。

否!

大切なのは、強みをどんどん磨くことだと思うのです。私は子どもの頃「苦手科目を克服しなさい!」「もっと慎重になりなさい!」「食べるのが遅すぎる!」などなど、毎日嫌というほど怒鳴られて育ちました。(別に確執がある、とかいう話ではありません。良好な関係です。笑)
でも、大人になって、身をもって体験したり本を読んで今、思うこと。それは単純に、「強みを伸ばす方が楽しい」という事実。弱みの克服のために辛い時間を過ごすなんて勿体ない。強みを生かすためor他人に多大な迷惑がかかる弱みなら、改善も必要かもしれませんが、大抵の事は “今より悪くならないようにする” 位で良いのではないか、と思っています。
なんで急にそんな話を??
この前仕事終わりに駅まで歩いていたとき、自分の強みや弱みについてボーっと考えていたんです。そのとき、「弱み・・・やっぱ髪の毛がないこと、それを全面に出すほど勇気がもてないことかなぁ。」と(短所というより弱点、という意味合いですね)。そしたら、「え、治すための努力なんてもう無理。これ以上髪の毛にとらわれたくない」・・・正直、そう思いました。
脱毛症の治療って、根気がいるし結構しんどいですよね。いくつか種類はあるけど、ショック療法みたいなものもある。あえて刺激を与えて毛根を目覚めさせる!みたいな。私は少しのステロイドを含んだ飲み薬だけでしたが、それでも、もう嫌です。浮腫むし、胸が痛くなったし、何より、薬をやめたら3ヶ月でまた抜けてしまったから。
今のところ薬を飲んでも飲まなくても、抜けるときは抜ける。(悲しい・・・。)薬を飲んでいたときは、生え始めるのが早く、ガーーっと一気に伸びてきました。当時、携帯で毎週写真を撮っていたのですが、1週間毎に目を見張るほど伸びるんです。もちろん嬉しいことではあるんですが、個人的には少し怖かったんです。
いやいや、こんなスピードで人の髪って伸びるんだっけ?・・・と。
今も現在進行形で髪が抜けているけど(4度目!)、今のところ治療は考えていません。病院で脱毛について話す雰囲気、ウィッグをとる瞬間のあの一瞬の間。私にとっては先生と看護師さんの目線がストレスに感じてしまいます。完治が難しい治療に全く前向きになれないのです。
じゃあ、強みは??
もともとの性格とか特技みたいなのは置いておいて、私は人の痛みに敏感になった気がします。そして人の話をよく聞くようになりました。「なんでこんな話をしているのか?(この話の背景にあるものは?)」話しながらよく考えます。以前の私は(特に仕事のときは)、「仕事だからやってあたり前」と、基本的に出来ないのは“甘え”だと片付けてしまうところがありました。
皆さんはどうですか??
私は、人の辛さを感じ取っても、ベタベタに優しくするのは苦手です。細かく解説するのは恥ずかしすぎるので避けますが、別れ際に一言声をかけたりする感じでしょうか。自分がされて、じわ~っと嬉しさを感じたことを自然と相手にもするようになりました。
これ、文字にするとあんまり何てことない(脱毛症の辛さと釣り合わない)気がするんですが、病気にならなかったら一生手に入らなかった強みなんじゃないかと思うんです。そして多分、人間関係においてはずっと役に立つ強み。
髪が無くなってしまうことを弱みとするなら、多少生活や食事を見直して身体を気に掛ける。(それで今より本当に悪くならないか、は分からないですが。良いことをしてる、という自己暗示は大事。)
人の話を聞くことができるようになったのを強みとするなら、そこをもっと伸ばす。自分も相手も心地よい空気感とは?表情の一瞬の変化を敏感に感じ取れるようにするには??
強みを伸ばすと、新たな可能性が見えてくるかも!
仕事もプライベートも、ちゃんと楽しんで充実させたい。でもそれは、人や環境に左右されるのではなく、自分が主導であるべきだと思うのです。
なんだか哲学的になってきました。(気のせい?だったらすみません。)まぁそんな難しいことではなく、悪いことがあれば良いこともあるよ!ちょっと遠くから自分を見てみよう!というお話です(^^)
明日はまたまた月曜日!少しでも楽しい毎日になりますように。

朝より夕方がイヤ。

朝より夕方がイヤ。
これは今日の電車で思ったことです。
私は今東京に住んでいるのですが、朝ほどではないにせよ、夕方は帰宅ラッシュ。かなりぎゅうぎゅうの車内になります。
出入り口付近ではなく、座席が並ぶ通路の方に立っていたのですが、後ろには20歳前後と思われる女性2人組が。それに気付いたのは車窓に映る自分をふと見たときです。2人は恋愛話をしています。でも、目線が私の後頭部にチラチラいっている。気がする。
この感覚、分かりますか?
私は今トップピースを使っています。だからフルウィッグと違って毛量も少ないし、風に吹かれたり手で触ったときにちらっと地肌が見えることもある。あの時そうだったのかどうかは定かではありませんが、何となく気になったんです。
きっと自分に限らず他人のお洒落も気になるお年頃。狭い車内で上からは結構強い扇風機の風。
「もしかしたら・・・」そう思うと気になって気になって。(あんまり髪の毛触るのも不自然なので、少しで我慢しましたが。)
これが朝だと、ぎゅうぎゅうに変わりはないのですが、みんな自分(と自分の荷物)でいっぱいいっぱいで、他人の髪の毛なんて気にする余裕がないように思うんです。旅行の外国人以外、話している人もほとんどいませんしね。だから、満員電車は嫌いだけど、思ったほどウィッグは気にならない。
それが夕方だと、少しだけ車内の空間に余裕があって、人々にも余裕があって、周りの違和感に反応できてしまうのではないか?そう感じた瞬間でした。
だからどうって訳ではありません。「あー、あるかも。」そんな人がいたら仲間だな、と思ったというお話(^^;) ウィッグはきっちり撫でつけるようにセットするより、少し手グシでくしゃっとさせて毛先を遊ばせた方が自然に見えることもありますよ。私の経験をもとに、ご参考までに♪
+++++
ところで!
たった今、すごーく嬉しいことがありました。何を隠そう、このBASEのそらぞらショップで帽子のご注文をいただけました!お店をスタートして1ヶ月ちょっと。ブログは書いているけれど、私の経験や主観がほとんどなので、「誰かに届いているかな」と心配になることもありました。だから、めちゃくちゃ嬉しいです。
ご注文頂いたNさま、ありがとうございます。一番目のお客さまです。簡易包装ですが心をこめてお届けしますので、今しばらくお待ちくださいませ。
(今回ご注文頂いたのはコチラです↓↓)
これからもどうぞよろしくお願いします!

カミングアウトって必要??

じー・・・。
「カミングアウト」。それは、脱毛症関連のブログやSNSでよく聞くワード。友人や同僚、恋人に脱毛症であること(=ウィッグを使っていること)を伝えるべきかどうか。
皆さんはいかがですか??
誰にも言えなくてふさぎ込んでしまうより、勇気をもってカミングアウトした方が良い?いやいや、言ってしまって(相手の反応を見て)傷つく位なら言わない方が良い?そもそも、言うって何をどうやって??
初めて脱毛症になったときは、そのこと自体でいっぱいいっぱいで、自分の頭(と人の視線)以外気にする余裕もないのに、少し経過してウィッグを使うようになると、なぜかその “いつもと違う自分” を公表すべきかどうか悩みだす。ありますよね。私も完全にそうでした。仕事復帰したすぐ後「ウィッグ使ってるっていつ言おう・・・」そんな風に思って過ごしていました。
そして今、私が思うこと。それは、
好きにすれば良い。
これに限ります。・・・雑過ぎでしょうか。
でも実際、そう思うようになりました。言いたければ言えば良いし、“言わなきゃ”ってストレスを感じるくらいなら言わなくていい。一回言わない、と決めても3ヶ月後にぽっと言っちゃうかもしれないし。でも、こういうことを書いていると思うのですが、多分、この文章を目にしてちゃんと読んでくれるのは脱毛症の人(&その周囲の人)だけ。全くかかわったことのない人からすれば、
「ウィッグのカミングアウトについて?・・・はぁ。どっちでも良いですけど・・・。」
しいて感想を聞くとこんな感じでしょうか。3分後にはそんな話題すら忘れてしまうと思います。つまり、当事者とそれ以外では驚くほど温度差があるということ。悪い意味じゃないですよ。その方がありがたいことも多々あります。いつも心配されて、気にされて、ウィッグかどうか目で追われたら、たまったものじゃないです。
じゃあ、言うか言わないか、どうやって決めたら良いのか。
それも、もちろん人によると思うのですが、この前SNSで見かけてちょっと納得したのがこんな決め方。
自分が、相手の反応に気を遣う場合は、言わない。
わかります?少し難しいですね。ポイントは必要以上に気を遣うかどうか、です。勇気がいるかどうかは別のこと。どんな人に話すのでも、ウィッグを使ってるという話は勇気がいります。「よし、今!」みたいな切り出しの瞬間の勇気です。
そうではなくて、「この人は言ったら私と話しずらくなるかな」「避けられちゃうかな」そんな感じの気遣い。そのフォロワーさんの実体験では、気を遣いながら話した場合、相手の反応もこうなったというもの。
自分「私さ・・・実は脱毛症でウィッグ使ってるんだよね・・・。」
相手「・・・あ、そうなんだ。身体、辛くない?何かできることあったら言ってね。」
自分「うん。ありがとう。」
相手「・・・(微笑)」
悪くない。悪くないし、イメージもわきますが、何とも言えない空気ですよね。そして、言ったこっち側が非常に気を遣う。この後また普通の話題に戻すには??焦りますね。それが親しい間柄だと、
自分「私さ・・・今脱毛症でウィッグ使ってるんだよね・・・。」
相手「あ、そうなんだ。いつから?」
自分「1ヶ月くらい前かな。」
相手「そうなんだー。分からんものやね。やっぱ大変なの?」
こんな感じ。感覚では、前者はまぁ仲は良いけど、内輪というより少しだけ離れた友人や同僚、その時期にたまたま会った知り合い。後者は、一緒に過ごした時間の長い気の許せる友人。家族や恋人は人によって距離感がありますから、そこは誤差があると思います。私の感覚として大事だなと思うのは、
ウィッグの話をした後の話題の流れ。
それまで普通に話してたのに、カミングアウト後に話題が「プツッ」と切れた感じがする場合はアウト。逆に意外と話題が広がったり、もしくは全然違う話題に進んでいける場合はセーフ。(ふーん。元気なら良かった。この後ご飯食べて帰らない?みたいな流れ。)
結局言ってみなきゃわからないじゃん!!!
それはそうなんですが、基本的にはずっと仲の良い友人は完全にセーフだと思います。なんて切り出すかすら考えなくて良いと思っています。多分、あなたが「あのさ、」と言った瞬間に、微妙な緊張が伝わるはず。聞いた瞬間に“勇気をもって話してくれたんだな”って感じてもらえるはず。ぜひ、自分が逆の立場だったら、と考えてみてくださいね。
気の置けない友人からウィッグ使ってるって聞いたらどう思いますか?なんて言いますか?励ましたり分からない事を質問してみたりするかもしれませんが、「気まずいな。しばらく距離を置こう」とは思わないのでは??

すごく頑張る必要は全くないけれど、言うことで自分がラクになりそうだな、と思ったら踏み出してみるのもアリです。
良い週末を!

脱毛症になって良かったこと?・・・うーん。

雨にいち早く気付けること。

Twitterのフォロワーさんがそんなことをつぶやいてました。笑 脱毛症で帽子もウィッグも使わず外出できる人は中々いないので、これは少し限られた場面ですが。。。

たまに(脱毛症に限らず)「この病気になって良かった」っていう言葉を見聞きします。恐らく、その病気になったから分かったこと、ならなければ気に掛けることすらできなかった大切なことに気付けたから、というのがよく見かける理由ですね。
皆さんはどうですか??
私は残念ながらそうは思えません。きれいな髪が普通にあるなら、その方が絶対いい。髪について、あーだこーだ言っていたあの頃が懐かしい。街ゆく人がうらやましい!でも、始めに書いたツイッターのつぶやきを見て、「しいて言うなら良い事って何かなー?」と考えてみました。そして出てきた私なりのお得ポイント。

・美容室に行く必要がない=定期的な支出がない!
・朝のセットがめちゃくちゃラク。
・地毛より髪質が格段に良い。
こんなところでしょうか。美容室でカラー(orパーマ)とカットを2ヶ月に1回(ちょっと多めですか?もう忘れちゃったw)するとして、毎回1万2千円だとしたら、1年で7万2千円。もっと単価の高いところだと1年に10万円近くになりますね。今はウィッグの価格はだいぶ安くなっているので、ウィッグ代を差し引いてもおつりがきます。
朝のセットは5分くらい。バシっときまれば1分。さらに、もともと剛毛な私は、さらっと指通りの良い髪も嬉しい限り。
他には??
人に優しくなった・・・。
今まではほぼ無かった “自分とは違うタイプの人の状況にも寄り添う” ことが何となくできるようになってきた気がします。「常識的に考えると」とか「普通は」という言葉が格段に減りました。多分。
「この病気になって良かった!」とは全然思えないけれど、なった結果、自然と身に付いてきた自分に足りなかったもの。相殺したらプラスだからラッキー!・・・とは到底思えないですが、完全マイナスではないのは確かです。
でも、早く治ってくれー。
今治っても、前の私に戻ったりしないから。と免疫に話しかけながら眠ります。じわじわと増えてきているフォロワーさん。結構前向きに脱毛症と向き合っている人も多いんだなぁと驚いている今日この頃です。

事実は何なのか?

ちらり。ちらりはドキドキしますね。PC噛みますからね。噛みます、とタイプしたら「髪ます」と出ました。何回髪って打ってきたんだろう。
さてさて、ウィッグを使っていると人の目線が気になります。皆さんはいかがですか?
1対1で話しているのに、目線がおでこの生え際に。すれ違い様の人が軽い二度見をした。気がする。など。私は今日、よく靴を見られるなーと思ったら、破けてました。靴下じゃなくて靴がです。これはこれで驚きです。
話しは戻って人の目線について。確かに他人のウィッグに違和感を感じることは、ある。でも今回は少し角度を変えます。
2度続くと「よくある」と思ってしまうということ。
ちょっとイメージしてみてください。朝、会社で話した同僚がウィッグをちらっと見た気がした。そして昼休み、ランチで横に座った見知らぬ人が自分を見ている気がした。もう、すごく気になってきますよね。「変なの?」「ズレてる?」「なになに?」今すぐ帰って家で前後左右を確認したい!そう思うこともあるかもしれません。
でも、ちょっとストップ。
ただ見ただけ、かも。
本当にただの偶然の可能性有。だって、逆に自分に置き換えて考えると、特に意識せずとも、目の前の人と話す時ずっと目を合わせるのが気まずくて少し目線をずらしたり、ぼーっと隣の人を見ていたり。結構普通にやっていたりします。
なんでそう思うようになったのか?別に本を読んだわけではありません。
例えば、友達との会話で「携帯落とした」と聞く。そして次に話した人にも「昨日携帯なくしてさ」と聞く。その後別の友達と話しているときに「携帯なくしたら困るよね」と言われたら?
最近、携帯無くしたって話、めっちゃ聞くんだよね。
そんな流れになること、かなり多い。たった2度しか聞いてないのに。1日の中でではなく、それが1週間に2度だったとしても、「結構多い」「めっちゃ聞く」そんな風に話すひと、多いです。統計的にはたった2回。本当はどうなのか?その他大勢はどうなのか?そんなこと考えないんです。
以前、なんとなく周囲が話すこのワードが気になって、意識的に「何回そういうことあったん?」って聞くようにしたら、大体が2回でした。そんなに多くないやん。危ない、スタンダードと思うところやった・・・。こんな感じでその考えに行きつきました。
何が言いたいかって??
今日の私は、2度見られた結果、本当に問題が起きていた。でも、そうじゃないことも、実は多いかもよ?というお話です。ウィッグは、同じくウィッグを使っている人か、業者以外、ほとんど気付きません。(よほどツヤツヤなファッションウィッグなどは別ですが。)
あまりに気になるときは、手鏡を。足元に何か落としたフリをして、机の下でさりげなくチェックしましょう。「なんだ、たまたまやん!」と安心してまた意識を正常に戻せます。もし本当に髪型が崩れていたら??・・・トイレにダッシュで解決です!よい週末を。

1日100本!!

ギャオ――!(幼少期)
そらぞらです。こんにちは。
私はシャワーを浴びるとき、まずメイクを落としたら次に髪を洗います。で、今日のシャワータイム。いつもシャンプーを流すときは目を瞑っているのですが、何となく薄目を開けて流れていく髪を見てみたら・・・。
「多い!!」
もはや1本ずつとかではなく、数本が束になって太い髪の毛のようになって流れていました(泣)。予想はしていたので、それほどショックはありませんでしたが、ふと最初の脱毛のときを思い出しました。

今から約9年前。10円玉ほどの円形脱毛を初めて見つけてから、すごい勢いで脱毛が進み、1ヶ月後には半分ほどに減っていました。でも、私はもともと美容師さんに「1つの毛根から3本生えている!」と言われるほど(あぁ、懐かしい…。)の髪の量。まだこの時点では、周りから見たら“普通レベル”でした。

ただ、毎日の半端ない量の抜け毛、手グシですーっと抜ける髪の毛、自分だけが感じる異常。私は何が起こっているのか分からず、皮膚科を探してすがる思いでクリニックを受診しました。そこで先生に言われた言葉。

「人は1日100本抜けても普通です。気にしすぎじゃないですか?」

悔しかったですねー。「いや、でも・・・。」と、どう言えばこの不安が伝わるのか、すごくもどかしかったです。そして、結局伝わりませんでした。私は痛みに強い方で、ちょっとくらいで病院に掛かる事はありません。なのに・・・。
結局「様子を見ましょう」と諭され、帰宅。その後も、なす術もなく抜け続ける髪。10日後に再受診したとき、地肌の見える私の頭を先生は二度見しました。「紹介状を書きます。」・・・泣きそうでした。は?って思いました。口にはしなかかったけど、正直、「謝ってよ。時間返してよ。」そう思いました。
それからは大学病院に通いましたが、そこでも最初「珍しいですね。一旦写真を撮りましょう」と別室に連れて行かれ、ぞろぞろと研修医さんたちが登場。メモを取りながら私の後ろに立つ、数人の若い研修医の前で写真を撮られるのは地獄でした。今思えば、私に許可を取らなかったのはどうよ?って感じですね。もう、許してあげますが。
仕方ないのは、わかってるんです。医者だから、病気を診る。症状を分析して、改善方法を提案する。でも、少しでも患者の心に寄り添う立ち振る舞いが欲しかったなー、というのが私のきもち。何が起きてるのかわからず、すがる思いで病院に来た(しかも隠し続けた頭を勇気をもって他人に見せるという!)人に、もう一歩近づいてほしかったな、と。
その時は、結局治療(飲み薬)で治りましたが、その後繰り返した全頭脱毛のときは、もう病院には行きませんでした。

医療分野って、普通の生活をしてると隔たれた世界だし、良くも悪くも意見をするほど私には知識がありません。だから、ウィッグを取り扱うお仕事をしていても治療のことを、あーだこーだ言いません。言えません。

でも、あのときの私は、情報が欲しかった。私だけなのか、これってよくある病気なのか、仕事はできるのか、etc. 今はSNSがあるので同じ症状で悩む人を見つけることも、その人にコンタクトを取ることもできます。「#脱毛症」とか色々検索してみてください。

そらぞらでもご相談お受けしています。もちろん無料。雑談程度でも気にせずどうぞ。一緒に乗り越えましょう。インスタもツイッターもやっています。
Instagram:wig_sorazora
Twitter:sorazora2

頑張らずに、人とつながる。

猫の身体って柔らかい。犬と形は似てるけど、ぐにゃぐにゃです。そしてお腹の毛はより柔らかい。ふわふわの肉食獣。うちで見かけた虫は、1日も経たずに姿を消します。いつもありがとう。

さて、今日は何を書こう、と思っていたら珍しく思いつかず、猫からスタートさせてもらいました。得意分野なので。指がスラスラと。

最近、インスタやTwitterで少しずつ脱毛症関連の知り合いが増えているのですが、ちょっと勇気を出して載せた写真や文章にリアクションもらえることが出てきて、何だかじんわり喜びを感じています。

そもそも私がHPブログとFacebook以外にもSNSを広げた理由。それは、


“脱毛症を抱え込んいる人と繋がりたい”
そう思ったからです。自分で抱え込んで悩んでいる人、結構多いと思うんです。病気が病気ですからね。身体は元気なのに、髪の毛だけがない。もしくは全身のありとあらゆる毛がない。カミングアウトしたところで相手に余計な気を遣わせて、自分もその相手も気まずくなるかもしれない。ただでさえ落ち込む症状なのに、精神的にも追い詰められます。
Facebookで足りないな、と思ったのは、リアクションの気軽さ。気になる投稿を見つけてコメントしたり、いいね!したりすると、自分の友達にも「●●さんが いいね!しています」と出ます。つまり、自分の気になっていることが周りに知られてしまう。

もちろん、当の友達はそんなこと全然気にしていなかったりするのですが、“周りに知られたくない”と思っている人にとっては指が止まってしまうことってあると思うんです。それでまた、繋がりがなくなってしまう。

私が脱毛症を発症したときは、ガラケー時代(約8年前)だったので情報がほとんど得られず、完全に孤独を感じました。笑っている、やりがいをもって生活している“自分が元・いた世界”から置いてかれた感。元来、楽観的で行動的な私が外出をためらうほどだったので、普段内向きな人はどうなってしまうんだろう・・・そう思ったのを覚えています。

情報と交流は、社会生活を送っていく上でかなり大切。もちろん、付き合いたくない人に合わせる必要は全然ないと思っているのですが、そうじゃない人たちと離れていくのは悲しいもの。だから私のSNS上で、誰かと誰かが繋がったりしたらいいな、と思っています。面と向かって会う“親友”じゃなくても、心がちょっと強くなる戦友みたいな仲間ができたらな、と。ネット上だけでも十分です。

と、明るい想いを書いているつもりが、こういう話はなんだかしんみり。でもまぁ仕方ないか。無理に明るくすると虚しさがにじみ出ますから。

では最後に、今、悩んでいる方へ。

インスタやツイッターでは、普段使っているものと別アカウントで脱毛関連の悩みを綴っている人も結構います。#脱毛症とか#円形脱毛症とか、色々検索してみてください。10代の女性~お子さんのいる主婦まで、脱毛症と向き合う人がたくさんいますよ。大丈夫です。