月別アーカイブ: 2017年12月

こんなとこにもウィッグ「ヒヤリポイント」が!!

ウイッグを使っていると、人からの目線ばかりが気になるところ。
特に大人になると、人に頭を触られることは滅多にないので
「見られている(かもしれない)こと」に注意が行きがちですよね。

只今快適ウイッグ生活を送っている私も、もちろんその一人。
でも先日、思わぬところで「はっ!!」としましたので
ウイッガー(?)として情報共有します。
それはずばり、化粧品売り場

久しぶりに百貨店の化粧品売り場で
ファンデーションを試そうと思ったときのこと。
椅子に座って、前掛けみたいなやつを付けてもらって、
・・・ピンで両サイドの髪をとめる。
ここですね。ひやりポイント。
実際そのときは、店員さんが「あれ?」って言うまで
気付きませんでした。お恥ずかしい。

店員さん「ピンで髪の毛とめますねー。」
私「はーい。」
―――ピン、ぐさっ。
―――(ウィッグのこめかみ部分に当たって)ざざっ。
店員さん「?あれ?」
私「あ。中に別のピン付けてました。自分でやっていいですか?」

なんとも苦しい言い訳。笑
別に隠すことでもないのですが、言いませんでした。
目的は化粧品お試しなので、カミングアウトは避けただけ。
(カミングアウトについては、別の記事を書いています。
記事はコチラ→https://wigsorazora.buyshop.jp/blog/2017/12/13/004111)

次回からは、怪我してるとか出来物があるとか初めに言って
自分でピンを付けるように気を付けようと思った瞬間でした。
皆さま、お気を付けくださいませm(_ _)m

 

ウィッグ直前の自毛のカット、どうしてますか?

最近、寝る前にぬるま湯ではみがきをしていると、
猫がひょいっと手からそれを飲みます。
就寝前の白湯的な??さすが女子。

さてさて、今回はカットについてのお話。
よく、ネットを眺めていると
「抜けてきたら(もしくは、抜ける前に)髪を短くするべし!」
みたいな話が出てきます。

長い髪の毛が部屋にたくさん落ちていたり、
寝ている間に抜けて枕に付いているのを見ると、
やっぱりショックが大きいから。
抜け毛の片付けも、もちろん短い方が多少はラクですし…。

私も最初の脱毛の時は「その通りだ!」と思いました。
そして実際、ウィッグを使うようになってから
自毛を1cmほどの長さの坊主にしました。

確かに、ラク。
もはやシャンプーなんて必要あるのか?と思うほど
少量で良いし、乾かさなくても問題なし。
短いからしょっちゅう髪を触らなくなりました。
(それまでは顎くらいの長さだったので、ついつい触ってました。)
触ると余計に抜けるし、その度気持ちが暗くなる。
これは良いこと尽くしだ!!と。

でも、ちょっと待って!!!

自分の経験と、これまで聞いたお話から考えてみると、
正直少し注意が必要なことも・・・。

まず、「短すぎると枕に刺さる。」
わかりますかねー?
5cmあれば多分大丈夫だけど、
1~2cmの長さの髪は、寝ている間に抜けると
結構枕や枕カバーに刺さります。

そしてこれを取るのがなかなか面倒くさい。
コロコロでは取れなかったりするので、
一本一本引き抜かなくてはいけません。

それともうひとつ。(こちらの方が重要!)
特に抗がん剤などの治療で事前に髪が抜けることを
知らされた方から聞くお話。
ロングヘアの方が、病院で
「治療前に髪を切った方が良い」
と言われて切るケース。

これの何が問題なのか?

まだウイッグを用意していないのに
「先に自毛を短くしてしまうこと」です。
ウイッグを使わない(帽子で対応する等)場合は
問題ではありません。あくまで、普段の生活で
ウィッグを使うことがほぼ決まっている場合です。

では、なんでそれが問題なのか??



(当たり前だけど)ウイッグの髪は伸びません。

だから、急いで切ってしまった後ウィッグを作りに行って、
「ショートボブにしちゃったけど、やっぱりロングがいい…」
なんて思ってもどうしようもないわけです。
もちろん、周囲の目なんて気にしない!という方は全然OKです。
初めから今より短くすると決めている方も同じ。
でも、なるべく自然にウイッグに移行したい方は要注意!

逆に、自毛を長めに残しておいて、ウイッグで短くなるのは問題なし。
ウイッグでいつもの自分より毛量が増えてしまっても、
イメチェンもしくは髪型が変わったからかな?と
周りに錯覚させることができます。笑

大事に伸ばした髪をばっさりいってしまう前に
少しだけ考えてみてくださいね。
ウィッグは、いつも通り暮らすための手段のひとつ。
手段のために目的を見失わないようにしましょう。
とはいえ、病気や治療で気持ちが追いつめられると
判断が難しくなるのは普通のこと。

絶対に押し売りなどしませんので、
お一人で悩んでいるときにはお気軽にご連絡ください。
メールでのご相談もお受けしています。(もちろん一切無料です。)

余談。
ウイッグ、自毛よりちょっぴり温かいですよ(^^)