⑦初めての脱毛時、感じたこと

第7回は2度目の脱毛について書く予定でしたが、
その前に初めて脱毛した時の気持ちを正直に書こうと思います。

正直、「人生、終わったかな」と思いました。大袈裟じゃなく。
27歳、独身彼氏なし、朝から夜遅くまで仕事。。。
そんな私が全頭脱毛になって、仕事が出来なくなって。
仲の良い友人と会うのにも気が引ける。
一体、何が残っているんだろう・・・それが当時の気持ちです。

そして最初は、周囲の優しさを素直に受け入れられませんでした。
皆髪の毛があるから、私の気持ちなんか分からない。
私と離れたら、皆には普通の時間が流れていて、忘れられるんだ――。
はっきり言って、卑屈でした。

脱毛中、本人は笑っていても内にはいろんな気持ちを抱えています。
そして、その周囲にいる人(家族・友達・恋人・職場の方など。)は
関係が近ければ近いほど、安心させてあげたい、役に立ちたいと
思ってくれています。 ・・・でも、それが伝わらない。伝えられない。

「何て声をかけていいか分からなかった」
後に、何度かそう言われた事があります。きっとそれが本当のところだと思います。
あの時の自分を振り返ると、きっと何を言われても心から笑顔になったり
安心したりすることは出来なかったと思います。

でも多分、いつも近くにいてくれて、気にかけてくれている。
それを何となく感じるようになって、気持ちが変化していったと思います。
毎日会うとかではありません。たまにしか会えなくても、2週間に1度のメールでも
その時の内容で “あぁ、心配してくれてるんだな” と感じるということです。
それが分かったとき、言葉に出来なくても感謝の気持ちが生まれていました。
脱毛を経験した人がいれば、それを聞くことも出来ますが、
経験していない人から、病気の云々を言われても、あまり素直に聞けません。

だから、ただいてくれるだけでいいんです。
私の周りには、食事に誘ってくれたり、紅茶とかお香とか
五感にいい影響を与えそうなものをさりげなく贈ってくれる友人や先輩がいました。
元気になってね。たまにはゆっくりしてね。頑張ってるね。
どれもすーっと入ってくる嬉しい言葉でした。

どうにもできない事を本人はわかっているから、
分析されたり変に同情されたり(本当に心配してくれている場合もあるのですが。)
するよりも、普通に笑いかけてくれて、一緒にやっていこうと言ってくれる。
そんな周囲の声が心強かったのを覚えています。

その後はブログに綴っている通り、前向きになって辛いとか嬉しいとか
感情を伝えられるようになり、病気に向き合えるようになりました。
過保護に接する必要は全くないと思います。
気にかけてくれていること、現状を受け入れてくれていること。
それだけで、お互いの関係が少しずつ変化するのではないかと思います。

大丈夫?と聞かれる事は多いけど、
意外と「大丈夫だよ。」と言われることは少ないものです。

次回こそは、2度目の脱毛に進んでいこうと思います!