昨日はクローバー会@九大病院に行って来ました。
抗がん剤の種類によってはむくみ、色素沈着、ひびわれ、爪の変形など
様々な症状が出てきます。
写真でいくつかの症状を見ましたが、傷みやかゆみは
日常生活にかなり影響するレベルだろうな、と感じました。
そんな皮膚障害の原因は、実ははっきり分からないそう。
抗がん剤治療で食欲がなくなり栄養が低下したり、
抗がん剤そのものの影響で肌が薄くなり乾燥や色素沈着が起きたり。
その人や使う薬の種類によって現れる症状は違いますが、
ケアについては基本的にすべて同じでした。
以下、講義の内容をご紹介させて頂きます。
<日常生活で気を付けること>
大前提に、「乾燥すると皮膚が弱くなる」という事があります。
その中で、大きく分けて4つのスキンケアの基本をまとめます。
①皮膚を清潔に保つ。
・弱酸性の洗浄剤(石鹸)を泡立て優しく洗う。
・タオルで拭くときも優しく押さえ拭き!
②乾燥から 皮膚を守る。
・お風呂の後は、20分以内に全身の保湿を。
・尿素配合のものや保湿成分(セラミド・コラーゲンなど。)があるものが尚良し。
(馬油もいいそうです。)
③外的刺激から皮膚を守る。
・化粧品はアルコールフリーのものがオススメ。
・食器を洗う時はゴム手袋を着けるといい。
(綿の手袋の上からゴム手袋をすると手が蒸れない!)
・身体を締め付ける下着や靴下、足に合わない靴は避ける。
④紫外線から皮膚を守る。
・抗がん剤は、紫外線に反応して色素沈着の副作用が強くなることも。
・ノンケミカル(お肌に優しい。)のものを使うことで皮膚を守れます。
・窓越しにも紫外線は入ってくるので、家の中でも塗りましょう。
長くなりましたが、こういった感じでした。
保湿剤配合の入浴剤もあるそうですよ。
それから、爪のもろさが気になるときは、マニキュアで保護出来るそうです。
ご質問などあればお気軽にどうぞ。
頂いた資料に載っている範囲であればお答えします!
今回も色々なサンプル品を頂きました。私も試してみます。